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出藍之誉
(しゅつらんのほまれ)
日本の伝統色「藍」
ジャパンブルーとまで言われた北斎の浮世絵にみる「藍色」
紺よりもさらに濃く、黒に見えるほど濃い藍色を目指した縁起色「勝色(かちいろ)」
師である自らを青とし、弟子が自らを超えていくことを喜びとし、
濃い藍色に成長していくことを表現した「出藍之誉」
いつしかそれはただ青と表現され、
現代から消えていった「藍」
「藍」はどこに?
深く、美しく、気品さえ感じさせる色、「藍」
今一度日常に「藍」を取り戻し、その美しさを誉め讃えたい。
(しゅつらんのほまれ)
日本の伝統色「藍」
ジャパンブルーとまで言われた北斎の浮世絵にみる「藍色」
紺よりもさらに濃く、黒に見えるほど濃い藍色を目指した縁起色「勝色(かちいろ)」
師である自らを青とし、弟子が自らを超えていくことを喜びとし、
濃い藍色に成長していくことを表現した「出藍之誉」
いつしかそれはただ青と表現され、
現代から消えていった「藍」
「藍」はどこに?
深く、美しく、気品さえ感じさせる色、「藍」
今一度日常に「藍」を取り戻し、その美しさを誉め讃えたい。



火消魂ディレクターのMです。
ここでは藍染のことを皆様に少しでも深く知ってもらいたいという想いから
ブログのような読み物形式でご紹介していければと思います。
今回紹介するのは
僕達が「火消藍」と名付けた藍染のTシャツ2種類。
一つは、いわゆる一般的にイメージする
「藍色」のもの。
もう一つは、「呉入れ」といわれる作業工程を入れ、
ほとんど黒に近い濃い藍色「勝色」を目指したものの二つ。
【火消藍大紋(藍色)】
ここでは藍染のことを皆様に少しでも深く知ってもらいたいという想いから
ブログのような読み物形式でご紹介していければと思います。
今回紹介するのは
僕達が「火消藍」と名付けた藍染のTシャツ2種類。
一つは、いわゆる一般的にイメージする
「藍色」のもの。
もう一つは、「呉入れ」といわれる作業工程を入れ、
ほとんど黒に近い濃い藍色「勝色」を目指したものの二つ。
【火消藍大紋(藍色)】


【火消藍大紋(勝色)】


「藍色」と「勝色」、両方とも藍で染めているにも関わらず、
工程を増やしたり、ひと手間ふた手間かけることで
こんなにも色の差が出てきます。
「藍色」ははつらつとした印象があり、
陽の光を浴びるとその藍色が益々輝いて見えるし、
緑の原っぱの上では異なる色の対比で藍がさらに引き立つ。
「勝色」は落ち着いた色の雰囲気があり、
黒に似た品格を備えた印象を受ける。
勝色という色の名前の由来は
かつて武将達が濃い藍染の質実剛健さに惚れ込み、
「かつ」に「勝」の字をあてて縁起色としたと言われている。
なるほど、この色にもつ印象は今も昔も変わらない。
これらの藍染がどんなところで作られているのか、
皆様にここでご紹介できたらと思います。
工程を増やしたり、ひと手間ふた手間かけることで
こんなにも色の差が出てきます。
「藍色」ははつらつとした印象があり、
陽の光を浴びるとその藍色が益々輝いて見えるし、
緑の原っぱの上では異なる色の対比で藍がさらに引き立つ。
「勝色」は落ち着いた色の雰囲気があり、
黒に似た品格を備えた印象を受ける。
勝色という色の名前の由来は
かつて武将達が濃い藍染の質実剛健さに惚れ込み、
「かつ」に「勝」の字をあてて縁起色としたと言われている。
なるほど、この色にもつ印象は今も昔も変わらない。
これらの藍染がどんなところで作られているのか、
皆様にここでご紹介できたらと思います。




8月某日
僕たちは火消藍の生産地である埼玉県八潮市「相澤染工場」へと向かった。
真夏の茹だるような暑さからは抜け出した感はあるが、
曇り空の中に蒸し暑さが停滞している。
今回ここを訪れたのは藍染商品の撮影をどうしても 生産場所である「相澤染工場」で行いたかったから。
そして、見てくださる方々に生産場所の雰囲気自体も一緒にお届けできればと思った。
火消魂の藍染製品のほとんどがここでつくられており、
半纏はもちろんのこと今回のTシャツも同様だ。
現地到着後、早速相澤氏の案内で、工場内を案内してもらった。
まず通されたのは、型染めを行うための、型掘り・型付けを行う場所。
その工程の詳細は相澤染工場のホームページも併せて見ていただきたい。
『型』
関東はこの先一週間雨の予報。
今日も午後から雨が降ると予報がでていた。
そのため型付けや外干しは行うことができない。
天気の日であれば外に長く伸ばした藍染の生地が干され、風になびく美しい光景が見られるそうだ。
僕たちは火消藍の生産地である埼玉県八潮市「相澤染工場」へと向かった。
真夏の茹だるような暑さからは抜け出した感はあるが、
曇り空の中に蒸し暑さが停滞している。
今回ここを訪れたのは藍染商品の撮影をどうしても 生産場所である「相澤染工場」で行いたかったから。
そして、見てくださる方々に生産場所の雰囲気自体も一緒にお届けできればと思った。
火消魂の藍染製品のほとんどがここでつくられており、
半纏はもちろんのこと今回のTシャツも同様だ。
現地到着後、早速相澤氏の案内で、工場内を案内してもらった。
まず通されたのは、型染めを行うための、型掘り・型付けを行う場所。
その工程の詳細は相澤染工場のホームページも併せて見ていただきたい。
『型』
関東はこの先一週間雨の予報。
今日も午後から雨が降ると予報がでていた。
そのため型付けや外干しは行うことができない。
天気の日であれば外に長く伸ばした藍染の生地が干され、風になびく美しい光景が見られるそうだ。






晴れの日の様子 (画像提供:相澤染工場)


次の行程に進もう
『染』
ここが藍で染める染め場
ただただ目を奪われる光景。
長年大事に育て使われてきた藍甕。
蓋や地面も藍色に染まる。
甕がいくつもに別れるのは色の濃淡を甕ごとに
管理するため。
もっとも奥に見える長方形の甕で、
比較的大きな暖簾などが染め上げられる。
僕達の火消藍製品もこの長方形の甕で
染められたもの。
甕の中の藍はまるで息をしているような生き物のようにも見える
一見グロテスクに見える。けれど、不思議だ。
眺めているうちに美しいと思えてくる。
まるで甕一つ一つが小宇宙のように。
染め場の周りにある道具も愛らしい。
そこには長年大事に使われてきたからこそ
道具にも魂が宿っている気がした。
『染』
ここが藍で染める染め場
ただただ目を奪われる光景。
長年大事に育て使われてきた藍甕。
蓋や地面も藍色に染まる。
甕がいくつもに別れるのは色の濃淡を甕ごとに
管理するため。
もっとも奥に見える長方形の甕で、
比較的大きな暖簾などが染め上げられる。
僕達の火消藍製品もこの長方形の甕で
染められたもの。
甕の中の藍はまるで息をしているような生き物のようにも見える
一見グロテスクに見える。けれど、不思議だ。
眺めているうちに美しいと思えてくる。
まるで甕一つ一つが小宇宙のように。
染め場の周りにある道具も愛らしい。
そこには長年大事に使われてきたからこそ
道具にも魂が宿っている気がした。













染場を抜けると外には天日で乾かす干場が広がる。
藍染の反物や製品は
型付けの間も染めの行程においても
何度も干す作業が工程に加わる。
それらのプロセスは一つ一つ手作業で行われる。
雨が降ればその乾燥の工程を行うことはできない。
晴れるまでただ待つのである。
「自然の中でものづくりをしている。」
そう改めて感じることができた。
今自分が着ている製品も
火消魂の半纏達もここで染め上がり
陽の光をたくさん浴びて完成までたどり着いた。
そんなことを想うと感慨深く思った。
到着してすぐに見た干場の、草の生い茂った原っぱが
どことなく輝いて見えた。
藍染の反物や製品は
型付けの間も染めの行程においても
何度も干す作業が工程に加わる。
それらのプロセスは一つ一つ手作業で行われる。
雨が降ればその乾燥の工程を行うことはできない。
晴れるまでただ待つのである。
「自然の中でものづくりをしている。」
そう改めて感じることができた。
今自分が着ている製品も
火消魂の半纏達もここで染め上がり
陽の光をたくさん浴びて完成までたどり着いた。
そんなことを想うと感慨深く思った。
到着してすぐに見た干場の、草の生い茂った原っぱが
どことなく輝いて見えた。




半纏にとって、とても重要なことがある。
『字』
藍染半纏・印半纏、火消魂の製品、
それらに字や紋を入れることは命を吹き込むことに近い。
この字が入らなければ何者でもないとも言える。
相澤染工場では、江戸文字・角字・牡丹文字といった
伝統的な字を長年に渡って
作成するところから携わっている。
そのため、代々受け継がれた字のアーカイブが蓄積されている。
僕達の火消半纏の大紋や角字もここで生まれ、
半纏へと刻まれた。
この脈々と受け継がれてきた「字」であることを思うと、
自然と見る目つきに気合が入った。
『字』
藍染半纏・印半纏、火消魂の製品、
それらに字や紋を入れることは命を吹き込むことに近い。
この字が入らなければ何者でもないとも言える。
相澤染工場では、江戸文字・角字・牡丹文字といった
伝統的な字を長年に渡って
作成するところから携わっている。
そのため、代々受け継がれた字のアーカイブが蓄積されている。
僕達の火消半纏の大紋や角字もここで生まれ、
半纏へと刻まれた。
この脈々と受け継がれてきた「字」であることを思うと、
自然と見る目つきに気合が入った。





最後に、
今回の火消藍大紋の2品を
『出藍之誉』と題して、
製品が出来上がる工程とその場所をご紹介しながらお伝えしました。
非日常化している「藍染」を何とか日常着として
皆様に纏っていただくことはできないか、
藍色の美しさを身近に感じていただくことはできないかと
試行錯誤を繰り返し作り上げたTシャツ。
手に触れただけで藍色が手に移るくらい色落ちする状態で
商品を提供いたします。
正直に申しますと、非常に扱いづらい製品であることは間違いありません。
それでも、藍を身に纏い、藍そのものを肌で感じていただけるモノに
仕上がったと思います。
これからも「藍の素晴らしさ」を皆様に伝えて行けたらと思っています。
火消魂ディレクター:M
今回の火消藍大紋の2品を
『出藍之誉』と題して、
製品が出来上がる工程とその場所をご紹介しながらお伝えしました。
非日常化している「藍染」を何とか日常着として
皆様に纏っていただくことはできないか、
藍色の美しさを身近に感じていただくことはできないかと
試行錯誤を繰り返し作り上げたTシャツ。
手に触れただけで藍色が手に移るくらい色落ちする状態で
商品を提供いたします。
正直に申しますと、非常に扱いづらい製品であることは間違いありません。
それでも、藍を身に纏い、藍そのものを肌で感じていただけるモノに
仕上がったと思います。
これからも「藍の素晴らしさ」を皆様に伝えて行けたらと思っています。
火消魂ディレクター:M

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