浅草六区
皆さんこんにちは、Uです。
2020年も気付いたらあっという間に12月ですね…
コロナ禍の影響でいつもよりも早く一年が過ぎた感じです。
それとも、歳を取ったからそう感じるのでしょうか?
さて、今日は浅草公園六区、通称浅草六区、または六区というエリアのお話しです。
六区という名前の由来は、明治時代から昭和初期にかけて浅草寺に存在した、浅草公園という公園の第六区画だったからだそうです。
浅草寺の南西に位置するこの辺りは、戦前から劇場が多数存在する娯楽街でした。
また、当時流行っていたといわれている12階建ての展望ビルや国技館なんかもあったそうです。
第二次世界大戦後も劇場の他に映画館や遊園地(花やしきではないそうです)が出来、このエリアから演劇、喜劇、コントなどで注目され、有名になった人も多々いました。
高度経済成長期になり、人々、特に若者はテレビを好むようになりました。需要が減ってきた劇場たちは閉館を余儀なくされていったといいます。
そしてこの時期、とある映画館の跡地にウインズ浅草という競馬券販売所が作られました。
眠らない街と言われ大賑わいだった以前とは違い、週末に競馬ファンで賑わう以外は閑散としていたそうです。
10年ほど前から「浅草六区再生プロジェクト」と題して再開発が行われるようになりました。
また、昨今の外国人観光客の増加により、ホテルやお土産屋さんも増えてきました。
六区エリアには今でも何軒か寄席があります。
その中でも一番有名なのが浅草演芸ホールではないでしょうか。
毎日落語をメインに漫才や色物芸が披露されています。
テレビでよく見る人たちもたくさん出ています。
演芸ホールをすぐ出た所にある「六区通り」と呼ばれる通りの街灯には、浅草ゆかりの芸人たちの写真が飾られています。
ところが、あるお店の前の一本は「予約済み」と書いてあるだけです。
じつはここ、生きているうちはいやだ、という北野武さん用に取っておいてあるそうなんです。
週末は交番前の広場で色々なイベントを催していたり、キッチンカーが何台かいます。
道にパラソルといすが設置されているのでゆっくり休憩、なんてことも出来ます。
ROXという商業施設の6Fには銭湯もあるので、歩き疲れた体を癒す事もできますね。
私だったら、六区にある飲み屋を何軒かハシゴして、帰り際に某ディスカウントショップでお水を買って、それを飲みながら駅まで歩くというプランでしょうか。
浅草は明るいうちからたくさんの飲み屋さんが開いていて、たくさんの人たちが訪れるエリアでもあります。
飲み屋の話はまた今度エッセイにしたいと思います。
コロナ禍でなかなか外食はしづらいですが、落ち着いたら皆さんも六区に遊びに行ってはいかがでしょうか?