出藍之誉 (しゅつらんのほまれ)
出藍之誉 (しゅつらんのほまれ)
日本の伝統色「藍」
ジャパンブルーとまで言われた北斎の浮世絵にみる「藍色」
師である自らを青とし、弟子が自らを超えていくことを喜びとし、濃い藍色に成長していくことを表現した「出藍之誉」
いつしかそれはただ青と表現され、現代から消えていった「藍」
「藍」はどこに?
深く、美しく、気品さえ感じさせる色、「藍」
今一度日常に「藍」を取り戻し、その美しさを誉め讃えたい。
今年も藍染めのプロダクトをアップデート。
前回の3種類に加え、
「火消藍」2種類追加。
藍染火消大紋TEE、藍染POCKET TEE。
今回も藍染のことを皆様に少しでも深く知ってもらいたいという想いからたくさんの画像と共にご紹介したいと思います。
前回の3種類に加え、
「火消藍」2種類追加。
藍染火消大紋TEE、藍染POCKET TEE。
今回も藍染のことを皆様に少しでも深く知ってもらいたいという想いからたくさんの画像と共にご紹介したいと思います。
「藍色」
工程を増やしたり、ひと手間ふた手間かけることで
1つ1つ違った顔を表わします。
「藍色」ははつらつとした印象があり、
陽の光を浴びるとその藍色が益々輝いて見えるし、
異なる色の対比でそれぞれの藍がさらに引き立つ。
これらの藍染がどんなところで作られているのか、
皆様にここでご紹介できたらと思います。
工程を増やしたり、ひと手間ふた手間かけることで
1つ1つ違った顔を表わします。
「藍色」ははつらつとした印象があり、
陽の光を浴びるとその藍色が益々輝いて見えるし、
異なる色の対比でそれぞれの藍がさらに引き立つ。
これらの藍染がどんなところで作られているのか、
皆様にここでご紹介できたらと思います。
火消魂の藍染製品のほとんどがここでつくられており、
半纏はもちろんのこと今回のTシャツも同様です。
半纏はもちろんのこと今回のTシャツも同様です。
型染めを行うための、型掘り・型付けを行う場所。
その工程の詳細は相澤染工場の
ホームページも併せてご覧ください。
『型』
天気の日には、外に長く伸ばした藍染の生地が干され、
風になびく美しい光景を見ることができます。
雨が降ると型付けや外干しは行うことができません。
その工程の詳細は相澤染工場の
ホームページも併せてご覧ください。
『型』
天気の日には、外に長く伸ばした藍染の生地が干され、
風になびく美しい光景を見ることができます。
雨が降ると型付けや外干しは行うことができません。
晴れの日の様子 (画像提供:相澤染工場)
『染』
ここが藍で染める染め場
ただただ目を奪われる光景。
長年大事に育て使われてきた藍甕。
蓋や地面も藍色に染まります。
甕がいくつもに別れるのは
色の濃淡を甕ごとに管理するため。
もっとも奥に見える長方形の甕で、
比較的大きな暖簾などが染め上げられます。
私たちの火消藍製品もこの長方形の甕で染められたもの。
甕の中の藍はまるで息をしている
ような生き物のようにも見え、
一見グロテスクに見える。けれど、不思議。
眺めているうちに美しいと思えてくるのです。
まるで甕一つ一つが小宇宙のように。
染め場の周りにある道具も愛らしい。
そこには長年大事に使われてきたからこそ
道具にも魂が宿っている気がします。
ここが藍で染める染め場
ただただ目を奪われる光景。
長年大事に育て使われてきた藍甕。
蓋や地面も藍色に染まります。
甕がいくつもに別れるのは
色の濃淡を甕ごとに管理するため。
もっとも奥に見える長方形の甕で、
比較的大きな暖簾などが染め上げられます。
私たちの火消藍製品もこの長方形の甕で染められたもの。
甕の中の藍はまるで息をしている
ような生き物のようにも見え、
一見グロテスクに見える。けれど、不思議。
眺めているうちに美しいと思えてくるのです。
まるで甕一つ一つが小宇宙のように。
染め場の周りにある道具も愛らしい。
そこには長年大事に使われてきたからこそ
道具にも魂が宿っている気がします。
染場を抜けると外には天日で乾かす干場が広がります。
藍染の反物や製品は
型付けの間も染めの行程においても
何度も干す作業が工程に加わり、
それらのプロセスは一つ一つ手作業で行われています。
雨が降ればその乾燥の工程を行うことはできず、
晴れるまでただ待つのみ。
「自然の中でものづくりをしている。」
そう改めて感じることができます。
今日着ている製品も、
火消魂の半纏達もここで染め上がり
陽の光をたくさん浴びて完成までたどり着きます。
藍染の反物や製品は
型付けの間も染めの行程においても
何度も干す作業が工程に加わり、
それらのプロセスは一つ一つ手作業で行われています。
雨が降ればその乾燥の工程を行うことはできず、
晴れるまでただ待つのみ。
「自然の中でものづくりをしている。」
そう改めて感じることができます。
今日着ている製品も、
火消魂の半纏達もここで染め上がり
陽の光をたくさん浴びて完成までたどり着きます。
半纏にとって、とても重要なことがあります。
『字』
藍染半纏・印半纏、火消魂の製品、
それらに字や紋を入れることは命を吹き込むことに近い。
この字が入らなければ何者でもないとも言えます。
相澤染工場では、江戸文字・角字・牡丹文字といった
伝統的な字を長年に渡って作成するところから携わっている。
そのため、代々受け継がれた字のアーカイブが蓄積されているんです。
私たちの火消半纏の大紋や角字もここで生まれ、
半纏へと刻まれた。
この脈々と受け継がれてきた「字」であることを思うと、
自然と見る目つきに気合が入ります。
『字』
藍染半纏・印半纏、火消魂の製品、
それらに字や紋を入れることは命を吹き込むことに近い。
この字が入らなければ何者でもないとも言えます。
相澤染工場では、江戸文字・角字・牡丹文字といった
伝統的な字を長年に渡って作成するところから携わっている。
そのため、代々受け継がれた字のアーカイブが蓄積されているんです。
私たちの火消半纏の大紋や角字もここで生まれ、
半纏へと刻まれた。
この脈々と受け継がれてきた「字」であることを思うと、
自然と見る目つきに気合が入ります。
最後に、
今回の新作である火消藍の2品を
『出藍之誉』と題して、
製品が出来上がる工程とその場所をご紹介しながらお伝えしました。
非日常化している「藍染」を何とか日常着として
皆様に纏っていただくことはできないか、
藍色の美しさを身近に感じていただくことはできないかと
試行錯誤を繰り返し作り上げたTシャツ。
手に触れただけで藍色が手に移るくらい色落ちする状態で
商品を提供いたします。
正直に申しますと、非常に扱いづらい製品であることは間違いありません。
それでも、藍を身に纏い、藍そのものを肌で感じていただけるモノに仕上がったと思います。
これからも「藍の素晴らしさ」を皆様に伝えて行けたらと思っています。
今回の新作である火消藍の2品を
『出藍之誉』と題して、
製品が出来上がる工程とその場所をご紹介しながらお伝えしました。
非日常化している「藍染」を何とか日常着として
皆様に纏っていただくことはできないか、
藍色の美しさを身近に感じていただくことはできないかと
試行錯誤を繰り返し作り上げたTシャツ。
手に触れただけで藍色が手に移るくらい色落ちする状態で
商品を提供いたします。
正直に申しますと、非常に扱いづらい製品であることは間違いありません。
それでも、藍を身に纏い、藍そのものを肌で感じていただけるモノに仕上がったと思います。
これからも「藍の素晴らしさ」を皆様に伝えて行けたらと思っています。